練功で健康に
日常の不調に効果的な、太極拳の練功を紹介していくシリーズです。
デスクワーカーに限らず、何かと悩まされがちな肩凝り。疲れた時とかにストレッチで気持ちよく伸ばしたいですよね。その肩凝りのストレッチで、片方の腕を逆の腕で胸元に引き寄せて肩甲骨まわりのストレッチをすることがあると思います。そのときに割とやりがちなのがこちらです。
一生懸命伸ばしているのですが、肩が上がってしまい。背面からみたときの肩甲骨と背骨の間の筋肉(菱形筋)への効きが悪くなっています。これではせっかくのストレッチ効果も薄くなりますが、わりとやりがちではないでしょうか。
このストレッチをするときに、注意していただきたいのが「肩をあげない」ということです。そうした場合がこちらです。
上の写真よりもなんだか楽そうに見えますが、肩を沈めて(沈肩)、腕を引き寄せようとしているので、菱形筋(りょうけいきん)が先ほどよりもシビアに伸ばされています。太極拳でいうところの沈肩墜肘(ちんけんついちゅう)の要訣です。楽そうに見えるだけで、やってる人は先ほどよりもきついです。肩甲骨を上にあげるのではなく、外側に真横にずらしていく感じです。無理に伸ばさず、痛気持ちいくらいの位置で10~20秒くらいキープしましょう。
是非お試しください。
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