若くてもロコモ対策を

以前、こちらの記事で取り上げた、ロコモティブシンドローム。若いと全然不調とか気にならなかったり、それって年寄りの話だよね?とか、自分はまだ20代だしーとか思ってしまう若い方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。

身をもって体験した、若くても衰えまくる体のお話をご紹介します。

私は、今から20年程前、デスクワーク&ハードワークで運動などほとんどせずに数年間過ごしていました。あまりのハードっぷりと、社内のグダグダな状況に嫌気がさし転職したのですが、転職して半年程経って、新環境にもなれてきた頃に、健康のために運動せねば!と思い立ち、フットサルのサークルをやっていた同僚に頼んで、混ぜてもらいに行きました。子供の頃はサッカー好きで、得意だと自負しておりましたが、肉体の衰えというものを思いしらされる結果に(笑)

なにがショックだったって、まず、急ターンが出来なかったんです!

フットサルですから、ボールの奪い合いのなかで、あちこち移動しまくるボールに対応するために、急な方向転換は頻繁にあります。ボールを追いかけていって、別の人が逆方向に蹴り出したため、急ターンするため足を踏ん張ったのですが、ボディはそのままフラフラともとの進行方向に流れていきます。

つまり、自分の体重の移動慣性をストップさせるだけの筋力が、20代(ギリギリでしたがw)にして脚から失われていたのです!

もう終わったと思いましたね(笑)

他にも、セルフイメージでは華麗なパスを出しているはずなのに、ボールがまだ足元でコロコロしてたりと、散々な状態でした。

その後、動きの激しい運動は諦めて、昔から興味のあった太極拳を始めて今に至ります。(現在はバッチリ急ターンできますよw)

昨今の生活習慣は、年々体を動かさない方向に向かっていて、スマホを使ったネット中心の生活を送っている人は増えていることでしょう。ストレートネックからの乱れた姿勢で過ごしている方々は、街中でも職場でも多く見かけます。

筋肉って、体を動かさないでいると、本当にびっくりするくらい簡単に無くなるんです。もちろん個人差はありますが、使わない部位は衰えていくのが人体のようです。

太極拳はやみくもな筋トレなどは行いませんが、下半身への運動強度は高く、整った姿勢を要求するため、そこそこ筋肉付きます。

じゃあ、年を取ってたらもう手遅れなの?と思われた方、そんなことはありません。老化とともに筋肉が付きにくくなる、衰えていくのは仕方のないことではありますが、太極拳では部位の筋力に頼らない動作を学習できます。それはきっと現在から将来に渡ってのQOLの向上に貢献できると思います(もちろんそれなりに筋肉も付きますよ)。

そういやもう何年も運動してないなとか、運動不足なんだけど、激しい運動はちょっと、という方、太極拳を一緒に学んでみませんか。

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